実家で1日の最後まで電気のついている場所は台所だった。母が明日の朝食の米を研ぐ音、冷蔵庫の音、時計の音。蛍光灯の下、わたしは夜更かしのための茶を淹れる。その光景は誰かの目にはエドワード・ホッパーの『ナイトホークス』のように映るのかもしれない。

PROFILE

小幡彩貴

Saki Obata

甲府市在住のイラストレーター、グラフィックデザイナー。雑誌・書籍・レコードジャケットの装画・挿絵などを手がける。「大判焼きが美味しくなってくる季節、甲府の街で見つけると買ってしまいます。あんこも良いが変わり種も良い。お茶と一緒だと最高です」

obatasaki.com

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